ハッと気付くとできているのが毛玉。
特にお気に入りでよく着るニットやコートなんかは、知らぬ間に毛玉ができていたりして困りますよね…。
せっかくオシャレなデザインや風合いのいい服でも、毛玉ができるとすごくモッサリとした印象になってしまいます。
では何故毛玉ができるのか?、毛玉ができたらどうしたらいいのか?をご紹介していきます♪
目次
毛玉はなぜできる?
毛玉とは、服の生地が摩擦によって毛羽立ち、その毛羽がよれて絡まり、固まったものです。
なのでよく着るものや毛足が長いものは毛玉ができやすいということになります。
あと、いつもシートベルトが当たる・カバンを同じ肩からさげているなど、同じ箇所に物が当たっていたり擦れることが多いことも毛玉ができやすい原因となります。
また衣服同士の擦れでも毛玉はできるので、コートやカーディガンなどのアウターは少し大きめのものを着たりすると、毛玉を防止しやすくなります。
毛玉ができやすい生地
毛玉ができやすいものとして生地が何でできているかも大きく関係しています。
実はポリエステルやアクリルなどの合成繊維・綿ポリなどの混紡繊維でできたものはとても毛玉ができやすいんです!!
毛玉というとウールのセーター…って印象だから意外ね
もちろんウールも毛玉はできるけど、よりひどくなりやすいのが合成繊維なの
ウールやカシミア、アンゴラなどの動物繊維は毛足が長く毛玉になりやすいですが、強度が弱く毛玉ができても自然に脱落することが多く、それ以上の大きな塊にはなりにくいんです。
そして綿や麻などの天然繊維は繊維自体が短めで、そもそも絡まりにくいので毛玉ができにくいのが特徴です。
その一方で合成繊維は繊維自体が強く、なかなかちぎれることがないため、毛玉がより大きくなりやすいのです。
確かに!!アクリルのセーターの毛玉はひどかった~!全部取るのに1時間以上かかったわ!!
アクリルの毛玉ってどんどん大きくなりますもんね…
毛玉は自分で取る?クリーニングで取る?
では、できてしまった毛玉はどうやって取ればいいのか?となると方法は様々ですが、大きく分けるなら「自分で取る」か「クリーニング屋さんにお願いする」の二択ではないでしょうか。
自分で取る方法
自分で毛玉を処理する方法として最もお手軽なのはハサミやT字カミソリ・毛玉取り機を使ったものです。
私はいつも手で摘んで取っちゃうかな
それは一番ダメ!!毛玉を引っ張って取ると繊維が引っ張られて余計に毛玉ができやすくなるし、生地も伸びちゃいますよ!!
自分でやる毛玉取りというと、大体の人が「指で引っ張って取る」だと思いますが、服を傷めたり余計に毛羽立ったりして毛玉ができやすい状態になるのでやめたほうがいいです!
となると、やはりハサミが一番手軽ですが、一つ一つ毛玉を切っていくので時間がかかりますし、衣服を切って穴を開けるリスクが非常に高いです。
最初はちゃんとやってても、段々めんどくさくなるのと集中力が切れてきて、生地までズバッと切っちゃうのよね
特にあと少しで終わるって時に服を切っちゃうとすごくショックだし脱力感すごい!!
T字カミソリもフワッとした毛足の長い繊維を途中で切ってしまうので、風合いが大きく損なわれます。
また100円ショップなどでも手に入る毛玉取り機は手軽でとても便利で、ハサミより衣服を傷つける可能性が低いですが、押し付けすぎると生地を巻き込んで止まってしまうし、服も切れてしまうんですよね…。
毛玉取り機を使うときはあまり押し付けず軽く当てて、使える素材とそうでないものを区別して使用しましょう!
そういう時は毛玉取りブラシの方が衣服を傷めにくく優しく毛玉を取ってくれるので、生地によって毛玉取り機と使い分けるのがいいですよ♪
・ハサミ…一番お手軽だけど、一つ一つ取るのがとても時間がかかり手間。服に穴を開けてしまうことが多い。
・T字カミソリ…一度に処理できる範囲が広いが長い繊維などを途中で切ってしまう。
・毛玉取り機・毛玉取りブラシ…一番生地を傷めにくい。毛玉取り機は毛足の短いものや網目の粗いものに。ブラシは毛足が長くて柔らかい生地のものに。
クリーニング店で取ってもらう
なんにせよ毛玉取りってすごく時間がかかる!!忙しい主婦には毛玉取りにそんな時間はかけられないわ!!
掃除や料理なんかに比べて優先順位も低いから、ついつい後回しになって何着も溜まるともうお手上げ!!ですよね
何着もあって自分でやる時間がなかったり、自分でやるのは不安な生地の場合は、クリーニング屋さんでもお願いできますよ!
クリーニング屋さんによっては毛玉取りをわざわざ申告しなくても毛玉を取りをしてくれるところと、別料金で毛玉取りをするところがあります。
「クリーニング代だけで毛玉取りしてくれるならそっちのほうがお得!」なような気がしますが、クリーニング店によっては毛玉取りの料金もクリーニング代に含めているところもあるのでなんとも言えないところですね。
毛玉とは、衣服の繊維が毛羽立って固まったもの、と言いました。
つまり「毛玉を取る」ということは「衣服の繊維を減らす」ということになるので、クリーニング屋さん的には生地が薄くなったり毛足が短くなったりする毛玉取りを勝手に行わないようにしているのではと思います。
それほど手間がかかるならやはり有料、というのは納得ですよね。
もちろん、家で自分でやるよりもプロであるクリーニング屋さんにお願いするほうが丁寧に毛玉をとってくれます。
また、有料で毛玉取りを行う各店の料金も数百円~¥1,000未満くらいが目安です。大体その衣服の大きさや範囲で値段が変わってくることが多いようです。
そのくらいの料金なのであれば、手間と失敗のリスクを考えれば、特に大切な衣服はクリーニング屋さんにお願いするほうがいいかもしれませんね。
店舗クリーニングでは有料でも、宅配クリーニングだと無料でやってくれることも多いので、利用予定の方は聞いてみるのもいいですね。
ホワイト急便の毛玉取り
全国6,000店舗を誇るホワイト急便でも毛玉取りはやってくれます。
ホワイト急便は全国のフランチャイズチェーンのクリーニング店です。そのため、価格や定休日などが各地によって多少変わります。
特に値段は、その地域の生活価格で利用しやすくなっているため一貫していません。料金は参考としてご覧くださいね。
ホワイト急便では、通常のクリーニングでは毛玉は取っていません。有料のオプションとなります。
ホワイト急便の毛玉取りコースは小・中・大と分かれています。
小 | およそ¥440(込) |
中 | およそ¥660(込) |
大 | およそ¥880(込) |
目安ですが、リーズナブルな料金だと思います。このくらいの値段で大事な服の毛玉がきれいになるんだったらオトクだな~と思います♪
できる前のケアが肝心!
どっちにしても毛玉はできちゃうと面倒ね~
一番いいのは、できる前にきちんとケアすることですね♪
自分でできる毛玉ケア!
- 着た後は洋服ブラシをかける…毛玉のできやすい服は、着た後に繊維に沿って優しく毛羽を整えて。
- 洗濯は自宅でするなら裏返して、サイズの合ったネットを使う…裏返しておくと余計な擦れが起きにくい。ネットが大きすぎると衣服とネットが擦れてしまうのでNG。
- おしゃれ着洗い用の洗剤を使って弱コースで洗う…基本的にニットはクリーニングに出すのがオススメ。自宅で洗うなら洗濯物を入れすぎず優しい水流でゆったり洗うのが○
- 連続着用しない…お気に入りでも一回着たら休ませてあげましょう。着る回数が多いとそれだけ毛羽がヨレて毛玉に。
- 上に着るアウターは大きめのものを…衣服同士の擦れも毛玉の原因。下に着るものだけでなく、アウターの襟元なども毛玉になります!
まとめ
できてしまった毛玉は自分で取るなら毛玉取りブラシや毛玉取り機で優しくとるのがいいですが、デリケートな衣服や手間がかかる場合は、クリーニング店にお願いしましょう♪
有料とはいえ、数百円でお気に入りの服がキレイになるのはとってもオトクですし、時間も手間もかかりません♪
ただ、一番いいのは毛玉ができる前にちゃんと自分でケアしてあげること。
お気に入りでもずっと同じ服を着ない、ブラシをかける、洗うならネット使用で洗剤も専用のものを使って優しく洗ってあげてくださいね。
服を大事に長持ちさせるのもSDGsの一環ですね~♪