つっちーさん、この前、夫が釣りに行って仕事先の先輩から防寒着を借りたみたいなんです。さすがに、そのまま返すわけにもいかないなとおもっているんですけど。
でも水洗いがNGになっていて。
水洗いができない理由は、たぶん、中綿が入っているからだと思いますよ。中綿は水洗いすると偏って塊になってしまうので。
そうなんですね。クリーニングには出せますか?
出せますよ。多くのクリーニング店で、防寒着は取り扱っています。
目次
防寒着とは?
防寒着とは防寒性と保温性の向上を目的とした衣類のこと。
寒い季節や現場でも効率的に作業を行えるよう、随所に様々な工夫がされています。
防寒着の特徴
生地は「ナイロン」「ポリエステル」「綿」「T/C素材」の4つが一般的で
それぞれ機能面に違いがあります。
製品によって、撥水加工や防水加工が施されています。
他にも、耐水圧や帯電防止などさまざまな種類があります。
T/C素材って何ですか?
(T)テトロン(C)コットンを混ぜた素材のことです。
テトロンとはポリエステルのことです。
なるほど
通気性と速乾性がありシワになりにくいポリエステルと
肌触りのいいコットンの両方を併せ持つので、機能性とファッション性両方に優れているんですよ。
防寒着のクリーニングについて
素材によりクリーニング方法は変わりますが、
基本的には洗濯表示通りのクリーニングを行います。
また、社名等のプリントがある場合には
その経年劣化にも注意しなければなりません。
防寒着のクリーニング料金比較
防寒着をクリーニングに出した場合、2,000円が料金の相場になっています。
「ホワイトマジック」
・宅配エリアは東京23区のみ
・宅配料無料の高品質のクリーニング
・24時間受付可能です。
種類 | 料金 |
防寒着・上(腰丈) | 1,600円~ |
防寒着・上(膝丈) | 2,200円~ |
防寒着(ズボン) | 990円~ |
「白洋舎」
・日本クリーニング業界最大手の老舗クリーニング店
・洋服のみならず、ハウスクリーニングも手掛ける。
・集配・宅配サービスあり。
種類 | 料金 | 集配サービス料金 |
ジャンバー | 990円~ | 1,045円~ |
ダウンコート | 4,070円 | 4,400円 |
ダウンジャケット | 2,310円 | 2,530円 |
コート | 2,090円 | 2,200円 |
半コート | 1,760円 | 1,870円 |
防寒具は記事ががっしりしているのでクリーニングするときの値段がtシャツやセーターと比べてかなり高めに設定されています。
防寒着を単体で出すのはコスパが悪いです。
一着が高い服の場合はパック制がおすすめ
クリーニングに出すとき1着が高い場合はパック制のクリーニングがおすすめです。
パック制は「服の種類」ではなく「服の数」で料金が決められるので1着が高い服を安くクリーニングに出すことができます。
クリーニング店 | 料金(5着出した時) |
ホワイト急便 | ¥7480(込) |
せんたく便 | ¥7,678(込) |
リナビス | ¥9,405(込) |
防寒着1着2000円が相場なのですがパック制なら1着1400円。
パック制のほうが600円安くクリーニングに出すことができます。
5着出さないといけないという条件はありますが圧倒的に金額が安くなります。
パック制の中には高いものもありますがそこまで思いれない防寒着なら安いところを選んで問題ありません。
ここで紹介しているクリーニング店は安くても仕上がりが良いところ実際に試してピックアップしているので自信をもってお勧めします。
安くクリーニングを出したいのならホワイト急便、せんたく便がおすすめです。
ホワイト急便はどこよりも安く出すことができます。
せんたく便はちょっとホワイト急便よりも値段が高くなりますがどこよりも早くクリーニングをして返してくれます。
そこまで急いでいないならホワイト急便で安くクリーニングに。
早くクリーニングを終わらせたいという人はせんたく便がおすすめです。
防寒着の家庭での取り扱い
家庭でもお手入れできるんですか?
できますよ。素材や洗濯表示に沿ったやり方をしましょう。
シーズンの終わりには、クリーニングに出すことを推奨しますが
日頃は自宅でケアしたいもの。
家庭で洗濯する場合の、痛みにくい簡単な洗い方と
撥水性を復活させる方法を見ていきましょう
洗濯機の場合
洗濯マークがついている場合、洗濯機でお手入れできます。
・ファスナーをあげる
・ボタンをすべて留めて裏返しにする
・ネットに入れる
この3点が中綿が崩れにくくなるコツです。
縦型の洗濯機だと、水がつからず
浮いてきてしまう可能性があるので
ドラム式の洗濯機かコインランドリーを使用するといいです。
乾燥機には入れず
形を整えてから風通しのいい日陰で干すようにしてください
手洗い
頑固な汚れの場合は、40度以下のぬるま湯が効果的です。
防寒着をきれいに畳んで、押し洗いします。
乾燥機には入れず、形を整えて
風通しのいい日陰で干してください。
防水防寒着のお手入れ
防水の防寒着が汚れた場合は、
洗濯機は使わず、汚れた個所を中性洗剤で優しく拭いて
お手入れしてください。
ブラシは使わず
脱水や乾燥機を使用せず、風通しのいい日陰に干しましょう。
撥水性のある防寒着について
ゴアテックスなどの撥水性のあるものは、
使用しているとだんだん撥水効果がなくなってきてしまうんですが。
「撥水基」を起こしてあげることで撥水性は復活します。
撥水基って何ですか?
撥水基とは、生地表面のとてもこまかい産毛のようなものです。
この撥水基がきれいに並んでいると
水滴の玉がコロコロと転がって落ち、水を弾いている状態です。
じゃあ、撥水基が汚れなどで倒れていると、水を弾くことができていないということですか?
そういうこと。ドライヤーやアイロンなどで熱を加えることで簡単に撥水性を復活できますよ。
防寒着の洗濯はめんどくさい
自分で洗濯をすることができなくはないですがそれでもやっぱりめんどくさいです。
防寒着はがっしりとした作りのものが多いですし、
大きいので一気に洗濯しようとしても洗濯機に入らないということも起こりえます。
だからと言って1着1着手洗いで洗っていこうとするとそれだけで1日が終わってしまいます。
めんどくさいものはクリーニングに出した方が有意義に時間が使えますし、変なストレスがかからなくて精神衛生上的にも健康でいられます。
なので私は防寒着はクリーニングに出すことをおすすめしています。