レーヨン素材のお洗濯って皆さんどうしてますか??おしゃれ着などで結構身近に多く使われてますよね。すごくデリケートな素材で、お洗濯に失敗しちゃった!?なんてことになることも多いんです。
私もレーヨン素材のシャツを洗濯機で洗濯して、普通に洗濯しちゃったんですよね…そしたら、シワになって…色も落ちて…結構お気に入りのシャツだったので凄くショックで…しばらくレーヨン素材の衣類は身に付けられませんでした…。
そこで調べて分かった洗濯方法と、洗濯後の注意点もあわせて、ご紹介したいと思います!
目次
レーヨンってそもそもどんな素材!?
ただ、レーヨン!って言われても…ピンっと来ない方もおられるのではないでしょうか。レーヨンとは人類が初めて作った化学繊維と言われ、凄く歴史の長い繊維なんです!
天然の原料を使っているので、吸湿性があり、さらっとした肌触りが特徴です。
又レーヨンという名前は”光”や”光線”を語源としているそうなんです。そこからも分かるように、生地に光沢があり、シルクと良く似ている ため、人工絹糸という名前もつけられてるんです。
そして、染料との相性が良いので、とてもキレイに発色します!繊維が凄く柔らかいので、ドレスに使われることも多いんです。
中でも分かりやすいのは「チャイナドレス」ですかね。独特な光沢のあのドレスは素敵ですよね!
身近な物では、冬に欠かせなくなっている「ヒートテック」!!あのサラサラ感を出すためにも、吸湿・発熱効果のあるレーヨンが欠かせない素材なんです。
他にも、男性だと→ネクタイ、シャツ、スラックスなどなど。
女性だと→スカート、ブラウス!トップスなど幅広く利用されてるんですよね。
でも欠点もあるんです…
レーヨンは水に弱いんです…
シワになりやすく、水濡れに弱いんです!濡れたまま放置しちゃうとシワシワになって一回り小さくなっちゃった!?なんてことも…しかも乾くのも遅いので、運動時などの汗を吸い取ったまま、なかなか乾かないので運動時には適していないと言われてます。
レーヨンの洗濯
レーヨンが苦手なもの…それは「水」です!とても縮みやすく、濡れて形状が変わったまま乾いてしまうと、元には戻らない不安定な素材なんです。特に、レーヨンが100%に近い高価なものは洗濯よりもクリーニングがオススメです!
しかし、洗濯表示で洗えるレーヨンであれば洗濯も出来ます!
(1)優しく手洗い
レーヨンはとにかく水に弱いんです!
なので、洗濯は短時間でササッと終わらせる!を意識すると、生地を傷めることもないんです!
~準備するもの~
・容器2つ(洗面器、バケツ、洗面台でも可能です)
・中性洗剤
・大きめのタオル
・平干し用ネット(100円ショップでも売ってますが、もしなければハンガー2本で代用も出来ます。)
~洗い方~
⇒容器に水をためます。
※衣類が入る大きさの容器が一番ですよ!
⇒中性洗剤を溶かす。
※レーヨンはデリケートな素材です。
おしゃれ着用の中性洗剤を使用しないと、とんでもない結末になっちゃいます…。
⇒ほぐし洗いをする。
「揉む」ではなく「ほぐす」感じです。
スピードが大事なので!優しく泳がせるように洗っちゃいます。
⇒すすぐ。
容器の水を入れ替えてすすぎます。
流れ作業のようにパパッと仕上げます。
⇒タオルで水分を取る。
洗い終わったらタオルで水分を拭き取ります。
このときになるべく水分を吸収することが大切です。力を入れずに両手でポンポンとタオルで衣類を挟んで叩く感じです。
⇒平らな面で平干しする。
レーヨンは形が凄く変わりやすいんです。
ハンガーなどにかけて干してしまうと形が変わってしまいます。
私は普通にハンガーにかけて吊るしてしまい、伸びてハンガーの跡が付いて戻らなくなっちゃいました…なのでネットで平干しがオススメです!ハンガー2本で代用も出来ますが、下に重心が行かないように重さを分散させて干さないと…伸びちゃいますよ。
(2)洗濯機でも洗える?
基本的には、手洗い・クリーニングがオススメの素材ですが、クリーニング代が…ワンピースやドレスって長いよね…洗いにくそう…など気になることもあったりしますよね。
正しい方法で洗濯機を回せば自分でも洗えちゃうんです!
※普段の衣類と一緒に回すのは絶対にNGですよ!
~準備するもの~
・おしゃれ着用中性洗剤
・洗濯ネット
・平干し用ネット
~洗い方~
⇒レーヨン衣類を洗濯ネットに入れます。
※汚れが気になる部分が外側になるようにします。
洗濯ネットは「キツ過ぎず」「ゆる過ぎず」がベストです!
⇒洗濯機を弱コースで30秒ほど回します。
※レーヨンはすごーくデリケート!
色落ちを避けるため、洗濯は30秒ほどが一番ですよ!
⇒たっぷりの水でサッとすすぐ。
レーヨンは水に濡れている時間が長いほど縮んじゃいます。すすぎはたっぷりな水を用意して、30秒ほどで終わらせることが大事です!
⇒タオルにくるんで10秒脱水します。
レーヨンは脱水前にタオルへ包んでおくと安心です!タオルごと洗濯ネットに入れ、10秒ほど脱水します。
⇒平らに伸ばして平干し。
脱水が終わったらレーヨンのシワをできるだけ伸ばし、平干しネットにのせ、部屋干しします。
平干しネットがない場合はハンガー2本、もしくはピンチハンガーの上部にのせる。などの方法で代用も出来ちゃいます!
我が家では平干しネットの代わりにピンチハンガーの上に広げて干します。
風通しがよく、安定して平らな状態をキープできるのでオススメです!
洗濯機へ入れる前の注意点!!
☝️色柄ものは事前にチェック!
発色の良い素材なので、濃い色で染色されている衣類も多いんです。衣類によっては洗濯時の水で染料が溶けてしまう恐れも…!?
なので洗濯前にはテストをしちゃいます!
→まず目立たない部分へ中性洗剤(原液)を付けてみる。
→その後5分程待ち、ティッシュや白いタオルなどでその部分を押さえます。
→特に色が移ったりしなければ洗濯可能です。
☝️自動コースは使わない!
洗濯機にはおしゃれ着用に「ドライコース」や「手洗いコース」があるんです。
でも繊細なレーヨンはこれらのコースでさえ生地を傷めてしまう可能性も高いんです…レーヨンの洗濯は時間との戦い!!
しっかりとベストなタイミングて取り出すのが一番ですよ!
収納する時気を付けること!
レーヨンを洗った後、重要になるのが収納方法です!
💡湿気の多いところには置かない!
レーヨンは水が苦手です。お風呂場の近くや窓際ではなく、風通しの良い所に保管するのが一番ですよ!
💡虫食いに注意!
レーヨンは繊細な素材です。
柔らかく、虫に食われやすいので防虫剤などでしっかりと守ってあげたいですよね。
…私は防虫剤をウッカリ入れなかったばっかりに、いざっ着よう!と出してみたら小さな穴が2~3ヵ所…。おしゃれしてお出掛けを楽しみにしてましたが、穴を見た瞬間…一気に1日楽しめなくなっちゃいました。そんなことが2度と起きないようにちゃんと守ってあげなきゃ!!って思いましたね。
💡日陰で干してから収納
収納させる前に。きちんと乾燥させることが大切です!
その時、太陽の光に当てちゃうと変色や傷んだりすることもあるので、日陰で干してあげたいですね!
水に弱くシワになりやすいレーヨンですが、素材感がお気に入り!!という方も少なくはないのではないでしょうか。
普通の素材じゃないかも…失敗したらいやだな…なんて不安なときは、クリーニングのプロの方にお任せしちゃうのが安心ですよ!
そしておしゃれ着として長く愛用出来るように、洗濯とクリーニングをうまく活用して、おしゃれを楽しみたいですね!!