学生のほとんどが毎日袖を通す制服。中でもセーラー服は、そのデザインにより男女問わず人気が高い制服の一つです。私もかつて学生時代、セーラー服を着て学校に通っていました。

そんなセーラー服、どうせ着るのなら綺麗に着続けて、長持ちさせたいものですよね。でも、どのように手入れをしたら良いのか、クリーニングに出すにしてもどのくらいの頻度で出せばよいのか?など、やっぱり普通の服とはちょっと違うので、戸惑う方もいらっしゃると思います。

今回はそんな方へ、セーラー服のお手入れ方法や、クリーニング料金の相場などをお伝えしていきます。

 

目次

セーラー服とは?

 

ご存知の通り、大きな襟(セーラーカラー)が特徴的な服です。日本では学生服のイメージが強いと思いますが、元々は海軍の制服として採用されていた服なんですよ。セーラーの色や線の本数、入り方も様々で、制服としてだけでなくコスプレや、アニメでも人気とか?

 

ちなみに、筆者は学生時代セーラー服の学校に通っていたのですが、後々その話を友達にしたら、いいな~なんて羨ましがられたものです。当時はよくわかりませんでしたが、今当時の制服を思い返すと、あの制服なかなか可愛かったんじゃないか?と思ったり、あの制服、まだ実家にあるのかな、なんて、懐かしい気持ちになりました。今度実家に帰ったら探してみようかな。

 

セーラー服の材質と、その特徴は?

 

ブレザー制服などと同様、ポリエステルとウールの混合でできています。ポリエステルは化学繊維、ウールは羊毛(羊の毛)を原料とする動物繊維です。

特徴としては、それぞれの素材のメリットである、シワに強く、毛羽立ちにくく、水をはじく性質があります。毎日のように着用する服としては耐久性に優れているといえるでしょう。

ただ、その反面、通気性には乏しく、汗をかいたときや濡れた時は暑苦しく、不便さを感じることが多いです。濡れた時の嫌な臭いは今でも印象に残っています…。

セーラー服にクリーニングは必要?

材質によっては、洗濯機での洗濯が可能なものもありますが、洗濯ができても、そのあと乾かしたり、アイロンをかける、糊でパリッと仕上げる…なんてことは、なかなかご家庭では難しく、成功するかどうかでいうと、リスクも高いです。

制服って、普通の服と違って、そう何着も持てるものではないですから、1回ダメにしてしまうと大変ですよね?(下手したら、明日着ていくものがない!なんてことにもなりかねないわけで…)

ですので、ここは洗う段階からクリーニングに任せるのが良いでしょう。

セーラー服のクリーニング方法や、料金の相場は?

 

よほど汚れがひどくない限りは、基本的にはドライクリーニングになります。数社見比べてみましたが、どこも上下合わせると1,5002,000円程度といった感じでした。防塵加工など、特殊な加工を施すと、さらに500円程度かかるところが多かったです。

汚れの度合いが酷かったり、広範囲にわたる場合は、少し高額になりますが、洗浄力の強いウエットクリーニングが良いでしょう。

 

どんな頻度でクリーニングに出すといいの?

制服が切り替わる衣替えの時期に入ってからとか、長期休みに入ってすぐのタイミングでクリーニングに出すと良いでしょう。クリーニングは、出してから帰ってくるまで数日かかることがほとんどですから、たとえ土日に出したとしても、休み明けまでに間に合うかはなんとも言えなかったりもします。ちなみに、理想的には、一か月に1回程度が良いとのこと。これは洗い替えがないとなかなか難しそうですね。

 

筆者の学生時代は、洗濯やクリーニングを母にお願いしていたのですが、さすがの母も、衣替えの季節くらいしかクリーニングは出していなかったそうです。それでも、においや汚れが気になったことはなかったですね。

先日母と話す機会があったので、お手入れや気を付けていたことを聞いてみたところ、当時やっていたことを教えてくれたので、紹介します。

セーラー服を長持ちさせ、綺麗に着続けるためには?

①クリーニングから帰ってきたら、フィルムを外す

これはセーラー服に限りませんが、クリーニングから帰ってきた服には湿気が残っています。表面にかかっているビニール袋は、あくまでも持ち運ぶときに服を保護するためのものなので、それをかけたままだと、袋の中にずっと湿気がこもり続けてしまうことに…

湿気は嫌なにおいや、カビの原因にもなるので、おうちに持ち帰ってきたら、できるだけ早くビニールを外すと良いでしょう。

 

②汚れたらすぐ落とす

丸洗いなどはクリーニングでないと難しいですが、軽い汚れであればご自宅でも落とせます。汚れの原因にあわせて落としてみましょう。原因別、汚れの落とし方は、以下のリンクを参考にしてみてくださいね。

種類を見分けて上手に落とす! シミ抜きのコツ

https://benesse.jp/kosodate/201502/20150227-5.html

 

③週1(土日)、上着部分に防臭スプレーをかける

上半身って、下半身に比べると汗をかきやすいですよね?汗そのものは無臭のことが多いですが、汗で湿っていると雑菌も繫殖しやすいため、非常ににおいやすいといえます。めったなことでは洗えませんし、一度においがついてしまうとなかなか取れないので、週一回程度は防臭スプレーをかけると、いやなにおいを防げますよ。

 

④定期的に陰干しする

クリーニングのビニール袋を外す、というところでも少し触れましたが、服を長持ちさせるのに大切なのは、できるだけ湿気を残さないことです。クリーニング直後以外も、定期的に室外に干すなどして、湿気を取ると良いでしょう。直射日光に長時間当てると変色してしまう恐れがあるので、陰干しがオススメです。

 

まとめ

〇セーラー服は、もともとは海軍の制服だった

〇ポリエステルとウールでできており、丈夫だが、通気性が悪い、濡れるとにおうなどの

デメリットも

〇洗濯のみなら素材によって不可能ではないが、アイロン等仕上げが困難なため、クリーニングがオススメ(理想は月1だが、無理のない範囲で。オススメは衣替え期間や長期休み前)

〇長持ちさせるために、防臭、防湿、汚れたらすぐとることを心がけよう

 

少しでも清潔に、綺麗に着続けられますように!