スーツをクリーニングに出さないほうがいいって聞いたんですが本当ですか?
出さない方がというよりも出しすぎない方がという方が正しいですね。 でもなんでクリーニングに出さない方が良いんです?
クリーニングをしすぎると服の繊維を痛めてしまうので洗濯すればするだけ寿命がつづまっていってしまうんですよ。
クリーニングに出しすぎない方が良いという理由はこれにつきます。
最近は神経質にな人が増えていてしょっちゅうクリーニングに出す方が多くなっています。
そのせいで、生地にハリがなくなったり、すぐにクタクタになりやすくなります。
きれいになるからとクリーニングに何度も出せばというのは間違った知識です。
目次
元来スーツは洗わなくていい代物
本来スーツは洗わなくていいものなんですよ。
え⁉でもそれだと汚れが溜まっちゃうんじゃ・・・
スーツはたいてウール素材でできていて、ウールは風合いを保つために適度な油分が必要とされています。
人の油なんかも本当はスーツを保つファクターなんですよ。
しかし、クリーニングに出すと化学溶剤などを使うため油分が抜け落ちてしまい、風合いがなくなったりするため、
ヨーロッパなどでは、「普段からきちんとブラッシングをして見えないようなホコリを落として生地に呼吸をさせておけば、スーツは洗う必要はないし、洗うべきではない」と言われているんです。
え?じゃあ、スーツは洗わない方が良いの?
いえ、洗った方が良いです。
え⁉どっちなんです⁉
あくまでこの話はヨーロッパでの話です。
日本ではまた話が違ってきます。
スーツを洗わなくていいと言っているのは乾燥した気候、何十着もスーツを持っている、車通勤が普通で、日本のように真夏に満員電車に揺られたり外を歩き回ることのない、お金持ちやイタリアの服屋のオーナー連中の言うことを、日本の頭の悪いショップ店員や雑誌が受け売りで言っているだけなんですよ。
日本とヨーロッパでは働き方も違いますし、
気候も違うので汚れ方も全く違ってきます。
日本の気候とスーツの相性は悪いです。
高温多湿な日本では、どうしても汗はかきますし、食べこぼし、ハネなどシーズン数着程度のスーツを着まわしているサラリーマンはどうしても汚れます。
ですので全く洗わなくていいというのは間違っています。
ただ、スーツクリーニンに回数は少なくていいのは事実です。
手入れはしないとダメ
クリーニングをしなくていいというのは手入れをすることが大前提の話です。
クリーニングも手入れも必要ないというわけではありません。
手入れといっても難しいことではありません。
①肩幅の合ったハンガーにかける。
②ブラシをかける。
③風通しのいい日陰で干す。
なるほど、これなら続けられそう!
とても簡単です。ですが毎日続けられる人は案外少ないです。
え、そうなんです⁉
簡単にできるからこそ、「今日はいいや」と3日坊主になる人が多いです。
「今日はいいや」と言い続けて一週間がたつなんてことも全然あり得ます。
仕事から返ってきたときなんかは手入れよりも休みたいですからね。サボりがちになりやすいです。
とても簡単なように見えて継続が難しい作業になります。
勉強なんかと一緒で継続が命です。
しかし継続することは人間にとって苦痛でしかありません。
しかし手入れをサボっているとスーツがすぐにダメになってしまい買い換えないといけなくなり無駄な出費をする羽目になります。
無駄なお金を使いたくないのであれば手入れは必須になってきます。
そして、たまにするメンテナンスも紹介します。
シワが気になるとき…スチームアイロンで伸ばす。
タバコや焼き肉の煙のニオイも、このスチームアイロンでだいぶ解消されます!
スチームアイロンがない場合は霧吹きで軽く湿らすだけでも代用できますので、ぜひお試し下さい。
食べ物や飲み物で汚してしまったとき…濡らして固く絞った布巾でトントンと叩く
しつこいシミにならないように、汚れたらなるべくその場ですぐに拭き取るのがポイントです!
もちろん、その後は風通しの良いところでしっかり干さないといけません。
水分が残ったままクローゼットにしまうとカビやニオイの原因になるので要注意です!
そして、とても大事なことがあります!
・一日使ったスーツは、2日間休ませること。
・可能であればスーツを2,3着持っておくこと。(ローテーションで着回せるのがベスト。)
人間もスーツも一緒で、休息が必要です。
過労で倒れる前に、コンスタントに休みをとって健康を維持することが大事です。
疲れて帰ってきたとしても、『今日も一緒に頑張ったね、お疲れ様』といたわりながら、優しくブラッシングをする。
そして、きちんとお休みをあげる。
たったこれだけで、スーツをある程度キレイに保つことができます。
だからと言ってクリーニングに出さないというわけにはいきません。
日本の天候と働き方はスーツとは相性が悪いです。
日本は気温も高く、湿気も多い。
おまけに労働時間も海外と比べて多いので汚れの蓄積具合は海外の比ではありません。
海外ではスーツを洗わないのが基本ですが、
日本ではそんなわけにはいきません。
クリーニングしないろやっていけないほど汚れが溜まっていきます。
クリーニングに出す頻度やタイミングは?
ワンシーズンに一回で十分です。
そんなんでいいんですね。
スーツ自体そもそも汚れに強いようにできていますからね。頻度は少なくていいんです。
クリーニングをしすぎてしまうとは生地に負担がかかり、ほつれや型崩れといった寿命を縮めてしまいます。
ただ出さないと今度は蓄積された汚れが原因で臭いや染み、虫食い、カビが発生してしまいます。
なので、クリーニングに出すタイミングは、『シーズンが終わってクローゼットに収納する前』がベストなのです。
どんなクリーニングをしてもらえばいいの?
多くのクリーニング店は、なにも注文がなければドライクリーニングがベースになります。
ドライクリーニングとは、有機溶剤を使って汚れを落とす洗い方のことです。.
主に皮脂や口紅などの油溶性の汚れを落としてくれます。
しかし、汗などの水溶性の汚れは取れません。
なので、汗などの汚れを落とすためには『ウエットクリーニング(水洗い)』のオプションをつける必要があります。
え?でもさっき、スーツは水洗いに向かないっていいましたよね?
そうなんです。スーツを水洗いするということは、少なからずリスクを伴います。
なので、専門的で高度な技術を持った、安心できるクリーニング店にお願いする必要があります。
ここでウエットクリーニングに出す時の注意点を紹介します。
・水洗いを繰り返すと生地に負担がかかり、風合いが変わる可能性がある。
・スーツの上下をバラバラで出してしまうと、生地の様子が少しずつ変わってしまう恐れがあるので、必ず上下セットで出す。
・仕上がり日数は、追加で数日ほどかかることが多い。
それでは、いくつかおすすめのクリーニング店がありますので紹介しますね♪
おすすめのクリーニング店は?
実店舗、宅配クリーニングのそれぞれの料金を比較していきましょう。
【実店舗】
白洋舎 | ホワイト急便 ※地域差異あり |
ポニークリーニング ※地域差異あり |
|
スーツ(上) 通常仕上げ |
2,090円(税込) | 858円(税込) | 750円 |
スーツ(下) 通常仕上げ |
858円(税込) | 660円(税込) | |
スーツ(上) ハイクラス |
3,750円 | 1,560円 | 1,385円(税込) |
スーツ(下) ハイクラス |
1,560円 | 1,080円 | |
汗抜きオプション | 標準料金の50%増 | ? | ? |
【宅配クリーニング】
リネット | ネクシー | ピュアクリーニング | |
スーツ(上) 通常仕上げ |
1,045円(税込) | 960円 | 1,500円 |
スーツ(下) 通常仕上げ |
726円(税込) | 726円(税込) | 1,000円 |
スーツ(上) ハイクラス |
1,650円 | 1,910円 | 3,300円(税込) |
スーツ(下) ハイクラス |
1,360円 | 1,610円 | 2,200円(税込) |
汗抜きオプション | 1,000円 | 1,300円 | – |
あれ?宅配クリーニングと実店舗の料金の差ってあんまりない感じですか?
宅配クリーニングは高く見られがちですが実はそこまで高くないんですよ。
たしかに若干実店舗よりも高いですがそれでも誤差と言っていいレベルです。
それでいて好きな時間に注文することができますし、
持っていく、取りに行くということをしなくていいという利便性という点で見れば圧倒的宅配クリーニングが圧倒しています。
注文の仕方もシンプルで初心者の人でも簡単です
ステップ1 3分で完了する申込み
申込は超簡単『お客様情報・日付・お支払い情報』を入力するだけ。
ステップ2:集荷の準備 袋に衣類を入れる
注文ができたらクリーニングに出す衣類をビニール袋にまとめます。
最初は専用キットはないため、ヤマト運輸の集荷を待つだけで大丈夫です。
配達員が段ボールを持ってきてくれます。
万が一段ボールが破損して、雨や汚れがつかないように、ビニール袋などで梱包しておきます。
ステップ3:ヤマト運輸に引き渡し
ヤマトの方が事前に段ボールを持ってきてくれて、5~10分後位にまた集荷しに来てくれます。
届いた段ボールはサイズ12(32×46×29cm)で、ダウンコート4~5着くらいは余裕で入るサイズです。
後は仕上がるのを待つだけ。
翌日にメールで『お洋服をお預かりしましたメール』と『料金確定メール』が届きます
配達指定日に荷物が無事に到着! (大体1週間後くらい)
全部向こうが勝手にやってくれます。
これはラクですね。おすすめの宅配クリーニング店はあるんですか?
リネットですね。
1品からでもクリーニングに出すことができる手軽さと宅配クリーニングでトップの安さを誇っていてコスパがとてもいいです。
それにリネットはドライクリーニングとウェットクリーニングの両方で洗ってくれるので、
汗といった普通のクリーニングでは落とせない汚れも落としてくれます。
Wで洗ってくれるから1回のクリーニングで隅々まできれいにしてくれます。
コスパがすごくいいんですね。
ですので単品で出すときはずっとリネット使ってます。
それなら私もリネット使ってみようかしら。
こちらの記事にリネットを使った感想をまとめてあるのでかなり参考になると思います。
良かったら見ていってください。
ありがとうございます。