ブランドもの、皆さんはお好きですか?
筆者は長年ブランドものにあまり興味がなく、別にこだわらなくても…というタイプでした。
でも、たまたま立ち寄ったお店でハイブランドのコートを手に取り何気なく羽織り、
通りがかった店員さんに「わぁ!今までいろんな方が試着されましたが、お客様が一番お似合いです!」と言われまんまと購入…。
確かに、良い物はデザインも素材も素敵だし、何より長持ちします。
でも、シーズンが終わったあとはどーすればいいんだ…と途方に暮れますよね。
実際、筆者もクリーニングや保管方法に迷い、いろいろと調べました。
今回はそちらをお伝えします。
目次
コートのクリーニング料金ってどれくらい?
一般的なコートのクリーニング料金はどれくらいでしょうか。
地域によって、それからキャンペーンなどによって料金は変わりますので、あくまでも参考価格としてご覧ください。
【クリーニング料金の相場】
コート 1,200円〜1,800円
ダウンジャケット 1,600円〜2,000円
有名チェーン店の料金を平均すると、おおよそこれくらいの範囲におさまります。
筆者の近所のクリーニング店は、通常のダウンジャケット一枚で2,000円ほどでした。
さて、一般的な値段がわかったところで、次はブランド物の料金ですが…
これは一般的なクリーニング店と、高級品を専門とするところとで大幅に変わってきます。
たとえばクリーニング業界最大手の「白洋舎」さんでは、一般的なコートも毛皮などの高級品も取り扱っており、値段は通常の衣服の倍程度から、一着3,000円~10,000円までと様々です。
普通のお店に頼む?高級品専門店に頼む?
持って行ったものの、地方の小さなお店だと「高級品は扱えません!」というところや、「扱ってもいいけど責任持てません」というところも。
そこをなんとか…とお願いして、万が一微妙な仕上がりで戻ってきたら、やっぱり嫌ですよね。
後悔しないためにはまず知るところから。
一般のクリーニング店と、高級品を扱う、または専門とするクリーニング店の違いを並べてみました。
1.一般的なクリーニング店
ショッピングモールやスーパーで展開する一般的なクリーニング店だと、何店舗かから集めてきた服を大型の機械でガッシュガッシュと洗うことが多く、摩擦が増えて生地が傷んだり、流れ作業のため細かい要望には対応しにくかったり、ほかの人の服に付いていた汚れや毛髪、ペットの毛などが付着しやすいというデメリットが…。
しかし、一枚当たりの単価は安いうえに、スーパーやドラッグストアの横など街中にたくさんあるため気軽に利用できるというメリットもあります!仕上がりも最短翌日のところも多いので、思い立った時にすぐ頼めるという利点もありますね。
2.高級品を扱う、または専門とするクリーニング店
小型の洗濯機を使用して、その顧客ごとに洗ってくれるためほかの人の汚れが付いちゃった…ということはほとんどありません。なんなら1着ずつ洗ってくれるというところもあり、衣類の傷みは最小限ですみます。ボタンや飾りもしっかり保護して洗うか、取り外して別個で洗浄してくれたりととにかく丁寧。
お店によっては、ボタンのゆるみや縫い目がほつれているところをなおしてくれたり、染み抜きを無料でしてくれたり。「パンツにセンターラインを入れてほしい」「ワイシャツのノリを固めにしてほしい」など、仕上げの要望に応えてくれる店もあります。
もちろん、その分お値段はお高めですが…。
・・・比較・・・
【一般的なクリーニング店】
メリット >早い・安い・店舗が多くて行きやすい
デメリット>丁寧な仕上がりは望めないことがある
【高級品を扱う・または専門とするクリーニング店】
メリット >細かい要望にも応じてくれる・顧客ごとに洗うところが多く仕上がりが丁寧
デメリット>高い・近場にあるとは限らない
宅配クリーニングの使い方と料金は?
失敗するかもしれないから、そこらの安い店には頼みたくない…ていうか、近所にブランドものOKのお店がない…。
そんな場合の選択肢として、「宅配クリーニング」があります。
宅配一本のところも、大手が宅配サービスを始めたところもあり、最近は数を増やしてきました。
その多くは、
- スマホやパソコンから申し込み
- 届いたキットに服を入れて集荷
- 綺麗になって戻ってくる
というシンプルステップ。
通常のクリーニング店と同じく、仕上がりの質に応じて料金が違うところや、何点でいくら、とパック料金になっているところもあります。
なかでも高級品に特化したサービスを提供しているところが、「ル・サンク」さんや「中根クリーニングLabo」さん。業界大手の白洋舎さんがカジタクとコラボした「HAKUTAKU」さんも、ブランドものを得意としています。
たとえば、宅配クリーニングのなかでも高級品の仕上げに定評のある「ル・サンク」さんの料金はこんな感じ。ノーマル ←→ ル・サンクと、仕上がりが良くなるにつれて値段も上がっていきます。
コート
ノーマルコース 3,000円
デラックスコース 6,000円
ル・サンクコース 9,000円
ダウンジャケット(ブランド品)
ノーマルコース 7,000円
デラックスコース 14,000円
ル・サンクコース 21,000円
一見すると「高ぁ!」となるのは否めませんが、染みがある場合は無料で対応してくれたり、丁寧な仕上形を整えて丁寧に仕上げてくれたりと、お値段以上のお仕事をしてくれます。
こちらでいろいろとオプションを選んだり指示をしたりしなくても、その衣類に最適な方法を職人さんが見極めて対応してくれるなら、下手にあれこれ悩まなくて済むのでかえって楽かも!
ル・サンク https://lecinqlaundry.com/
中根クリーニングLabo https://www.nakanecleaninglabo.com/
HAKUTAKU https://www.hakutaku.pro/home
公式サイトには各社のコンセプトが細かく紹介されています。
大事なブランドもののコートをお任せしたいと思えるところをじっくり探してみてください。
普段の保管方法
宅配クリーニングであれば、次のシーズンまで預かってくれるオプションがついているものもあります。
保管サービスは長い所では12か月OKというところもあるので、おうちに収納スペースがない!という方にはもってこいのサービスですね。
でも、大事なものだから、手元にしっかり置いておきたい、という方も多いはず。
自宅で保管するときにはどんなことに気を付けるべきなのでしょうか。
クリーニングに出すと、ほとんどのお店ではビニール袋をかけて戻してくれます。
これはお店から持って帰るときに傷やほこりがつくのを防ぐためですが、「収納するときは外してください」といわれるお店が多いはず。これにはちゃんと理由があります。
【ビニールを外した方がいい理由】
外してくださいと言われるからなんとなく外して収納していた、という方も多いかと思いますが、外すべき理由はいくつかあります。代表的なものはこちら。
⓵ドライクリーニング溶剤の乾燥不足
②湿気
③変色
⓵ドライクリーニングで使用される石油系溶剤は、肌に付くとただれたり赤みが出たりと皮膚にやけどのような症状を出すことがあります。「お急ぎ便」などで短期間に仕上げたものは、溶剤が乾燥しきっていないことも。石油っぽい匂いがした場合は、まだ服に溶剤が残っています。そのまま着ずに、陰干ししてしっかり乾燥させましょう。
②ビニールをかけたままだと湿気がこもり、カビなどの発生につながることも。
③以前はビニール袋に使われている酸化防止剤が揮発して、衣類に黄ばみをつけてしまうことがあったようです。最近は包装の質がよくなり、この問題は起きにくくなったようですが、気になる方はやはり外された方がよいかも。
ちなみに筆者は、クリーニング戻りはビニールを外してそのままか、すごくお気に入りのものは百均などで買える不織布の衣類カバーをつけています。
カバーをしておけば、誇りや日焼けからある程度守れますし、シワもつきにくいですよ!
ブランドものなら猶更だいじに保管したいと思いますので、1.2枚持っておくと便利です!
まとめ
・ブランドコートのクリーニング代は3000円~10000円以上
・ブランドや高級品は一般店よりも専門店へ
・宅配クリーニングには高級ブランド取り扱い店が多い
・クリーニング後の保管はカバーを外して
普通のコートの何倍もするブランドもの、それだけ質もよく、何年も使えるデザインの物も多いです。
筆者もおだてられて買ったブランドコートは、かれこれ7年以上大事に着ています。
大事なコートと少しでも長く付き合うために、自分にぴったりのお店を探しておきましょう!